いよいよ暑い季節本番ですね。
我々、建物に関する仕事をしているので、暑さの対策というと『断熱性の高い窓、ドアを…』と毎度毎度の同じセリフしか吐けないのですけど…
この時期、暑さでウンザリするタイミングのひとつとして、”車に乗り込んだ時”もそう言えるでしょう。
一気に全ての窓を開け、車内にこもった熱気を外に出し、エアコンをつける。
これが夏場の平均的な『乗車時のルーチン』では無いでしょうか。
でも…しばらく続いているガソリン高で、燃費が悪くなるエアコンは出来るだけつけたくないなと思いますよね。
そこで、私の場合は出来るだけ窓を開けて風を入れる事で車内を涼しくするようにしています。
でも、暑いものはやはり暑く、ある限界点からはエアコンを頼るのですが…
ひとつチェックしておくことをおすすめするのは、『ダッシュボード』。
車の前面から太陽光が当たっている時、ダッシュボードは尋常じゃない熱を持っています。
その熱をため込んで、暑い車内に更に輻射熱で熱気を送り込んでいるのです。
車内にパネルヒーターがあるようなものなのです。
このダッシュボードにため込まれた熱を何とかしようと…
私はここ数年、ダッシュボードに打ち水をしています。
100均で買った霧吹きボトルに水道水を入れて、信号待ちの時にシュッシュッと。
車内の温度がどれぐらい低くなるかは検証していませんが、手で触れることが出来ないくらい熱かったダッシュボードも、打ち水をした後は触れるぐらいには温度が落ちています。
これは、『気化熱』による温度低下で、打ち水した霧吹きの水がダッシュボードに触れて蒸発する際、ダッシュボードの熱を奪っていく現象によるものです。
つまり、これを繰り返すとダッシュボードも徐々に冷え、熱を発することをかなり抑え込めそうです。
これで、ほんの少しはガソリン代を節約出来そうな気がします。
この応用として。
最近、流行っている『車中泊』。
何を隠そう私もよく(宿泊費をけちって。笑)車中泊で出かけるのです。
夏場は夜になっても車内がモワンとしている事が多く、ジワリと暑さを感じるものです。
こんな時に、少量の窓の開放とこの打ち水をしてみると、けっこうな効果を感じることが出来ます。
夏場の車中泊の、裏技ですね。
暑いからと言って、エンジンをかけてエアコンをつけるのはご法度ですよ。
周囲の方や、ご近所の方にも迷惑をかけ、環境にも悪影響の出る行為なので絶対に避けています。
打ち水で、なんとかガソリン代と宿泊費の節約を実施しましょう。笑