【Low-E型ガラス(ブロンズ色)】で室内はどの位見える?
Y様邸連載第3回は、樹脂窓EWのガラス設定(オプション)のご紹介です。
樹脂窓EWのオプションガラスには、視線を和らげる型板ガラスやフロストガラス、防犯性能を高めた安全合わせガラス等がございます。(詳しくはこちら)
Y様は通りに面した窓への視線を心配されていたため、該当する窓のトリプルガラスに【Low-E型ガラス(ブロンズ)】を採用致しました。
視線を緩やかにカットする型板ガラスの表面に、光を反射しやすいLow-Eガラス(ブロンズ)の表面処理を施すことで、比較的室内が見えにくい窓になっています。
では実際、このガラスはどの程度室内が見えにくくなるのでしょうか?
Y様にご協力いただき、【Low-E型ガラス(ブロンズ)】の室内の見え方を検証致しました!
① このように窓際にバナナを置いています。
② 晴れた日に外から見ると・・・
③ 夜間の様子がこちら。
写真から判るように【Low-E型ガラス(ブロンズ)】でも完全に室内が見えなくなる訳ではありません。特に夜は室内の方が明るいため、室内の様子がぼんやり見えてしまいます。
注意したいのが、室外よりも室内が明るい環境下ではブロンズ色のLow-Eガラスそのものに視線カット効果はないということ。
そこをオプションの型板ガラスやフロストガラスにする事で、③のように夜間でもある程度視線を和らげることが出来ます。
②のような室外が明るい環境では外からの光を反射して内部が見えにくくなるのが、Low-Eガラス(ブロンズ)の特徴と言えます。
外の明るさに依存しない視線カットにはカーテンやブラインドをおすすめ致しますが、日中の緩やかな視線カットを期待されるのであれば【Low-E型ガラス(ブロンズ)】、おすすめです!
窓侵入の防犯対策に・ガラスの打ち破りに強いCPマークの窓ガラス
ところで、皆さんはY様邸の窓に貼られたCPマークにお気付きでしたか?
CPマークは開口部からの侵入を目的とした打ち破り等に強い窓として認定された証で、「CPマーク有=防犯性能が高い窓」と考えられます。
打ち破りに強いガラスのため、CPマークを見た泥棒が侵入を諦める抑止効果も期待できます。
防犯対策としてCPマーク付きのガラスを選ぶのは賢い選択と言えるでしょう。
Y様のように窓からの視線が気になる方や、防犯性能が高い窓への交換・リフォームをご検討中の方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
複層ガラス・トリプルガラスには寿命があります
Y様邸に限らず、断熱性が求められる北海道の住宅では一般的な複層ガラスやトリプルガラスですが、実は寿命が存在します。
複層ガラスが一定の性能を保てる年数は、一般に15~20年と言われます。
その根拠となるのが、ガラスとガラスの間にある中空層を密閉しているシールの劣化。
シールが劣化してくる頃に下記のような症状が表れるため、いずれかに当てはまる場合は、ガラスのお取り替え時期と言えるでしょう。
・ガラス内部に結露が生じる
・ガラス表面のくもり、ひび、ゆがみなど
これらを放置してしまうと、断熱性能の低下だけでなく、カビの発生にもつながります。
弊社ではカバー工法による外窓交換はもちろん、ガラス交換も行っていますので、お気軽にご相談ください。
室内に窓? 空間を仕切りながらつなぐ新しいご提案
新築Y様邸の連載第4回は「室内窓」のお話をお届けする予定です。お楽しみに!