今年は国の大型補助金事業(先進的窓リノベ2024事業)が実施中で、お得に窓リフォームやガラス交換が出来るチャンス。
折角窓交換やリフォームをするのであれば、性能や見た目にもこだわりたいですよね!
そこで、解っているようで解り辛い窓ガラスの種類について、まとめてみました。
目次
1.ガラスの枚数と中空層
1) 単板ガラス
2) トリプルガラス/複層ガラス
2.ガラスの種類
1) 一般ガラス
2) Low-Eガラス
3) フロストガラス/型板ガラス/安全合わせガラス
3.まとめ
1.ガラスの枚数と中空層
1) 単板ガラス
北海道の住宅ではあまり見かけませんが、ガラスが1枚だけの場合は単板ガラスと呼びます。断熱性の高い中空層がないので、断熱性能は低めです。
2) トリプルガラス/複層ガラス
ガラスを2枚あるいは3枚重ねて間に中空層を作ったものを、それぞれ複層ガラス・トリプルガラスと呼びます。
ガラス2枚の複層ガラスでは1層の中空層、ガラス3枚のトリプルガラスでは2層の中空層ができるため、断熱性能は 単板ガラス < 複層ガラス < トリプルガラス の順に高くなります。
中空層には乾燥空気を充てんする他、より熱伝導率の低いアルゴンガスやクリプトンガスを用いる事で、更に断熱性能を高めることが出来ます。
また、ガラスを一般ガラスではなく後述するLow-Eガラスにすることでも断熱性能が向上します。
2.ガラスの種類
1) 一般ガラス
2) Low-Eガラス
Low-Eガラスは表面に特殊な金属薄膜を形成したガラスで、Low-Eクリア・Low-Eグリーン・Low-Eブロンズなどのガラス色があります。
複層ガラス・トリプルガラスの室内側に多く用いられ、断熱性が低い単板ガラスにLow-Eガラスを採用する事はほぼありません。
ガラス色はメーカーが独自に設定するもので、色ごとに性能が異なります。
(※ 以下、リクシルLow-Eガラスの例)→ <詳細な製品の性能値はこちら>
・Low-Eクリア
室内側のガラスに無色透明の特殊金属膜をコーティングすることで、優れた断熱性能と日射熱取得率の両立を実現。
透明度が高く、採光性にも優れます。
冬の日差しを最大限活用したい南面の部屋などに向いています。
・Low-Eグリーン
わずかにグリーンに着色したLow-E膜を室内側にコーティングすることにより、優れた断熱効果を発揮しつつ夏の日差しを適度にカットします。
夏場の西日が気になる部屋などにおすすめです。
また、日射取得率が下がるため北海道での採用例は少ないですが、強烈な日差しにお困りの部屋では、室外側のガラスをLow-Eグリーンにすることで高遮熱仕様にすることが可能です。
・Low-Eブロンズ(※北海道・東北限定)
わずかにブロンズに着色したLow-E膜を室内側のガラスにコーティングすることで、優れた断熱効果を発揮します。
光を反射しやすく、日中の室内が見えにくくなるのも特長。
相対的に室内が明るい夜は遮蔽効果がありませんが、外が明るい日中は中が見えにくくなるため、道路や隣家に面した窓など、外からの視線が気になるお部屋におすすめです。
3) フロストガラス/型板ガラス/安全合わせガラス
複層ガラス・トリプルガラスは一般ガラスとLow-Eガラスの組合せが主ですが、一般ガラスを下記のような加工したガラスに取り替えることもできます。
・フロストガラス
きめ細かな半透明ガラスで、やさしい光を採り入れながら気になる視線をカット。
落ち着いた雰囲気で、和室にもよく馴染みます。
・型板ガラス
ガラス面のおしゃれな型模様が、光を通しながらゆるやかに視線をカット。
視線が気になる洗面室や道路・隣家に面する開口部におすすめです。
(引違い窓では中残の下だけ型ガラスにすることも可能)
・安全合わせガラス
ガラス破り対策の特殊中間膜を挟み込み、防犯機能を向上させた合わせガラス。
写真のように破壊試験でガラスは割れましたが、貫通穴はあいていません。(リクシルの安全合わせガラスは高い信頼性を示すCPマーク認定を受けています)
1階の窓やテラスドアなど、侵入口になる怖れがある開口部の防犯対策に向いています。また、紫外線カットにも高い効果を発揮します。
3.まとめ
以上のように、ガラスの選び方ひとつで、快適さや意匠性、防犯性能を高める事が出来るんですね!
部屋の用途・方角・ご予算によっても最適なガラスは異なります。
開口部リフォームをご検討の際は、ぜひ札幌トーヨー住器(株)にお気軽にご相談ください。
経験豊富な営業担当が、お客様のご要望に応じて最適な窓リフォームをご提案致します。
ご相談・お見積りは無料です!
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