見た目だけじゃない!窓種の違い
せっかく窓リフォームをするなら、デザイン性もさることながら、性能にもこだわった窓選びをしたいですよね。
ただ窓種にはたくさんの種類があるので、選ぶのが大変そうに見えるかもしれません。
確かに【樹脂窓 EW】を例にとってみると、2024年11月現在これだけの窓種があります。(※連窓・段窓の組合せ含む)
そこで、今回は住宅の窓として人気の高い「縦すべり出し窓」と「引違い窓」をピックアップして、どのような違いがあるのか比較してみたいと思います。
断熱性の高さとクリアな眺望で人気の「縦すべり出し窓」
まずは引違い窓からの交換リフォームでも人気の「縦すべり出し窓」から。
構造上気密性が高く、断熱性に優れます。
また、窓を開くと面に風が当たって室内へと流れ込むウィンドキャッチの効果があるので、風通しの確保に有利な窓種と言えます。
FIX窓との連窓で用いられることが多いのですが、縦すべり出し窓の網戸は収納できるロール網戸が主流のため、網戸に視界を邪魔されずクリアな眺望が楽しめることも特徴です。
サイズの自由度とコスパなら「引違い窓」
「引違い窓」は、古くから日本の家屋に多用されてきたため、汎用性が高く幅広いサイズの開口に対応しています。
構造上、断熱性については縦すべり出し窓に及ばないものの、価格面でのコストパフォーマンスに優れます。
また、窓を開け閉めする際に障子が窓枠内でスライドする構造のため、省スペースで、隣家との距離が近い場合にも設置可能です。
データで見る【樹脂窓 EW】縦すべり出し窓・引違い窓
仮にW 1235 mm × H 970 mmの開口に窓を付ける場合、縦すべり出しFIX連窓(TF)と引違い窓(HH)では断熱性能にどれだけの差が出るのでしょうか?
比較のため【樹脂窓 EW】の複層ガラス(PG)と、より断熱性能の高いトリプルガラス(TG)の両方の性能を以下に記載します。
(※ ガラスはアルゴンガス入り3-16A-LowEクリア3(PG)および3-15A-1-15A-LowEクリア3(TG))
トリプルガラスが複層ガラスより高い断熱性能を示すのはもちろんですが、引違い窓(HH)と縦すべり出しFIX連窓(TF)の比較でもやはり有意差が見られます。
引違い窓のお部屋が冬に寒いと感じる場合は、縦すべり窓に交換するのも一つの手と言えそうですね。
あとは窓種による価格も気になる所。
上記4種の窓を比較すると、2024年11月時点で次のような価格差でした。
○ 同じ窓種では、複層ガラスとトリプルガラスの差額はいずれも3万5千円程度。
○ 複層ガラス・トリプルガラスそれぞれでHHがTFよりも~1万円程度安い。
引違いよりも縦すべり出しFIX連窓、複層ガラスよりもトリプルガラスの断熱性が高いことは間違いありませんが、その分お値段も上がるため、求める性能と価格のバランスを考慮する必要がありそうです。
場合別窓種とガラスの選び方
最後に、複層ガラスの引違い窓をリフォームする場合を例に、おすすめの窓をまとめました。
① 経年劣化した窓を、コストを抑えて新しい窓に交換したい
複層ガラスで断熱しつつもリーズナブルな複層ガラス引違い窓(HH(PG))をおすすめ致します。
② 引違い窓のメリットを生かしつつ、断熱性能は出来るだけ高めたい
複層ガラスからトリプルガラス引違い窓(HH(TG))へのお取り替えがおすすめです。
③ コスパよく断熱性能を高めたい
引違い窓から縦すべり出しFIX連窓(TF(PG))へ交換することをおすすめ致します!
④ とことん断熱性能にこだわりたい
トリプルガラスの縦すべり出しFIX連窓(TF(TG))がおすすめです。
今回は特に人気の縦すべり出し窓と引違い窓に着目しましたが、少しでも皆様の窓選びのお役に立てたでしょうか?
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